第三回就活BARレポート②~将来を考える~

前回は就活BARに来てくれた有休消化中の元建築業界社員男性についてご紹介しました。
今回は彼がなぜ仕事を辞めて、どのように将来の道を選んでいくか。
考えの一端となったエピソードについてお話します。

前回のおさらいですが無職の彼は実家が建築系。
その会社の手伝いになればと自身も建築の道を志します。
かれが入社したのは建設コンサルタント。
建築コンサルタント入ってみて、内行、設計や調査。いろいろなことをしたといいます。
しかし本人はそもそも建築系の業種に興味はなかったようです。
話の最中にこんな言葉を漏らします。
「そういうの(建築業界)が苦手だと思っていた」
ここからちょっとプライベートの話になりますが。
確かに彼は、自分の仕事があまり好きでは内容でした。
だから建築系の仕事が苦手だという表現で言葉を漏らしたのでしょう。
ただ、苦手でも建築の仕事を四年続けています。
実際、仕事をやめたいとは早い段階で思っていたらしいです。
しかしずるずる四年続けて、今回のようにやめることになりました。
「実家の事情があって、今の仕事は違うなと」
実家を継ぐっていうの考えていなかったと本人は言っています。
ただ、それも本心からの言葉なのでしょうか。
それを証明するように先ほどは饒舌だった彼が、
今は考え込むように言葉が少なくなっています。
自分でも自分が本当に何をしたいのかわかっていないのでしょう。
そして、迷っているのでしょう。
むしろ自分で言葉にしてみて考えを整理しているような感触でした。
そんな彼にスタッフの方が問いかけたキーワード、それは『今すぐ会社を継がない理由』でした。
「不安だから、今家に戻ってやっていけるか」
経営は難しいです。
ちょうどその場に経営側のスタッフもいたのでいろんな話をしてくれました。
経営するとは、社員全員を食べさせていくことだと。
果たして、自分とそれ以外の全員の給料分叩き出せるか?
会社としてやっていけるのか。
そう問いかけます。彼は首を振りました。
そもそも『従業員』という言葉に突っかかりを感じるようです。
彼は少し悩んだ後話し始めます。
「従業員が一人だけ、兄妹、兄弟げんかして会社が分かれて…………。それで父親に疑問を抱いた」
一人というのは、会社は父が一人で回しているということなのでしょう。
昔はうまくいっていた経営も、今では父一人。
この言葉を絞り出した彼はが何を考えているのか。
私にはわかりません。
父親一人の会社など継ぎたくないのか。
父親一人だけの会社だから、自分が戻らないといけないと思っているのか。
それは彼が向き合うべき問題です。誰にも手出しはできません。
しかし、その考えの材料になる未来は示せるのがこの就活BARです。
もし未来図がまったくの 白紙になったのならこんなものもあるよと。
スタッフの方が示してくれたのがムーブアップ東京でした。
これは選択肢の一つですが。
このムーブアップ東京は、将来的に20代がビジネスをしていけるように知識と経験を身に着けるためのプロジェクトです。
コミュニケーション能力や各種職業の知識。教育戦略等々。
アウスタの社長と一緒に東京で行うビジネス研修みたいなものだと。
ほかの企業の会社の社長さんがきて講師として教えてくれる、
ほかにはない企画です。
世界での挑戦、日本全国で独立営業したい人向けの授業です。
将来会社をしょって立つ彼にとってこれは一つの選択肢となりえます。
彼は頷くと独り、パンフレットを読み始めました。

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